〒 520-2192
滋賀県大津市瀬田月輪町
滋賀医科大学
神経難病研究センター
TEL 077-548-2402

国立大学法人 滋賀医科大学

日本認知症学会

センター長 挨拶

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 令和2年度より、センター長を拝命いたしました。当センターは設立以来、木村宏教授(現、名誉教授)、遠山育夫教授(現、副学長・理事)が歴代のセンター長として甚大な功績を残され、名称も分子神経生物学研究センター、分子神経科学研究センター、神経難病研究センターと改められつつ、組織規模は着実に拡張されて今日に至ります。
当センターの理念は、本学の研究活動を牽引する役目を担いつつ、認知症をはじめとする神経難病を対象に、その医学的克服を目指すこととされます。認知症は人としてのアイデンティティ喪失にも繋がる悲惨な疾患です。

本邦でも462万人の患者と約400万人の予備群が推計され(2012年調査)、さらに増加傾向にあると言われています。その原因として代表的なアルツハイマー病については、病態が分子レベルで解明されてきたにも拘わらず、現在まで有効な根治治療法の開発につながっていません。国内外における数多の臨床治験の失敗を踏まえ、症状を指標とした治療から、症状出現に先立つ発症リスクを指標とした先制医療へのパラダイムシフトを迫られています。これらを鑑み、広く神経変性疾患に通底する次世代プレシジョン・メディシンにおいては、発症前にリスクを分子レベルで制御するというコンセプトが重要な位置を占めると推測されます。
こうした状況のもと、当センターでは構成員がそれぞれの創意と努力により、神経難病の次世代型医療を実現すべく、研究開発に専心いたします。今後とも、ご指導ご鞭撻のほどを宜しくお願い申し上げます。

2020年4月吉日

神経難病センター・センター長・教授 西村正樹

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